1. トップ
  2. 新連載

【第5回】タイ編-国際癌病康復協会理事が各国のがん専門医師と対談-

【連載第5回 タイ編】タイ保健省公共衛生部公衆衛生課総督察長:Jakkriss Bhumisawasdi医師との対談

【第5回 タイ編】として、タイ保健省公共衛生部公衆衛生課総督察長:Jakkriss Bhumisawasdi医師との対談との対談を紹介します。

  • 【連載にあたって】序文と推薦者の言葉(⇒内容を読む)

    【序文】国際癌病康復協会理事 陳海威

    がん治療のもう一つの可能性として注目される漢方療法の展望

    【推薦の言葉】アメリカがんコントロール協会会長 フランク・コウジノウ

    がん治療における代替医療の重要性と漢方がん治療の占める位置

  • 【第1回】日本編(⇒内容を読む)

    【帯津良一 帯津三敬病院名誉院長・医学博士】

    身体、心、生命の人間丸ごと診るホリスティック医学を推進

    【阿部博幸 九段クリニック名誉院長・医学博士】

    標準治療の壁を打ち破ると期待される漢方がん治療

  • 【第2回】アメリカ編(⇒内容を読む)

    【Joyce O'Shaughnessy アメリカ内科医学会内科腫瘍専門認定医】

    西洋医学と東洋医学の融合による受益者は患者、医師、そして医学界

  • 【第3回】香港編(⇒内容を読む)

    【施祖榮 香港大学中医薬学院准教授・中医学博士】

    漢方薬の天仙液に関する研究試験で大腸がんに対する抗腫瘍作用を検証

  • 【第4回】台湾編(⇒内容を読む)

    【王萬波 台湾大学医学院微生物学科教授】

    中薬「天仙液」の基礎理論研究と実験によって得た抗がん作用

  • 【第5回】タイ編(⇒内容を読む)

    【Jakkriss Bhumisawasdi タイ保健省公共衛生部公衆衛生課総督察長】

    「タイ医学と代替医学部門」の目的は中西医統合によるがん治療

【Jakkriss Bhumisawasdi (ジャックリス ブミサワディ) タイ保健省公共衛生部公衆衛生課総督察長】

タイ国立 Siriraj Hospital, Mahidol University 医学部卒業、タイ The Hebrew University of Jerusalem大学院(公共衛生専攻)、タイ保健省公共衛生部公衆衛生課総督察長を務める

「タイ医学と代替医学部門」の目的は中西医統合によるがん治療

陳:なぜタイ政府が2002年に、タイ保健省公共衛生部で「タイ医学と代替医学部門」を設立したのでしょうか?
J:「タイ医学と代替医学部門 DTAM(Department for Development of Thai Traditional and Alternative Medicine)」設立する目的とは、政府機関を通じて正規薬物以外の保健イベント、或いは手順の審査を行い、保健製品及び関連イベントを標準化にし展開を促進することです。その内容は、伝統医学、漢方医学、ハーブ薬物、補助治療と患者さんの補助になる保健治療が含まれています。
陳:先生はタイ医学と代替医学部門の部長を務めてきたが、この機構(DTAM)を設立する前、当時のタイの医療環境と現在の環境に比べると、その著しい変化と進歩とはどのようなことでしょうか。
J:この数年、タイ社会は徐々に西洋医学以外の医学理論と、治療法を受け入れるようになった。また、それらの概念がより健康になれることへの理解もできました。特に西洋医学もタイ医学と代替医学の併用、つまり中西医結合による治療で患者さんの治療にあたっています。
陳:タイの方々もタイ医学を好んで使用しているそうですが、養生の使用目的からみると漢方とよく似ていると思いますけど、政府は患者さんにタイ医療(ハーブ薬)への正しい認識について、どのように知らせているのでしょうか。
J:タイ公共衛生部(MOPH)所属の薬物科学部で、ハーブ薬物成分、効果及び活性成分の検査を担当しています。そのほか、タイFDA(タイ保健省食品医薬品局) は専門家による委員会で構成しているので、国内販売の全てのハーブ薬の審査を担当しています。そのため、タイFDAの審査を通った薬物は、高い基準をクリアし、レベルは高く信頼性も高いものです。
陳:タイ政府の代表として、欧米先進国の医療機構を訪問したり、交流したりしてきた中、ガン治療の過程と方法において、西洋医学と中医学(漢方)理論について、その大きな違いとは?
J:西洋医学、漢方によるがん治療の大きな違いは、患者さんの生活レベルの違いです。この違いは人類の健康において、とても重要な一部です。なぜらば漢方、またはハーブ薬の治療を受ける患者さんは、高い生活の質(QOL)の維持ができる。つまり漢方、ハーブ薬物の治療期間中の痛みを和らげ、体力の維持ができて元気で過ごせことです。ただし、漢方、或いはハーブ薬物によるがん治療の場合は、治療期間は長いけれど、多数の症例から治療効果の良い例も数多く見られています。
陳:上記述べた違いに対して、どのように改善、あるいは調和をしたらよいのでしょうか。
J:生活の質(QOL)を高め、或いは痛みの緩和だけでみるのであれば、漢方とハーブ療法の両方は、著しい効果があります。西洋医学は科学研究を重視しているので、信頼性の高い研究、または試験結果の提供ができれば、西洋医学の医師の方々も受け入れてくれるでしょう。従って、理論または噂だけで成り立つものではないです。
陳:もし、民間であるタイ薬物、または漢方ががん治療できると噂されていて、しかも多くのガン患者さんに信頼され、愛飲されていることを知ったら、どのように対応するのでしょうか。

J:先ほど話した通り、政府の審査を経たものならより信頼性が高いので、どんな薬物もまず理論から多くの試験による実証まで、研究を重ねて臨床を行うべきです。 当然、漢方であろうと、タイ医薬であろうと、原則としてそれらの研究データ、エビデンスが揃っている限り、医師が自信をもって患者さんに投与する、また服用する患者さんも安心して服用できる、これはとても重要なことです。

  • 【連載にあたって】序文と推薦者の言葉(⇒内容を読む)

    【序文】国際癌病康復協会理事 陳海威

    がん治療のもう一つの可能性として注目される漢方療法の展望

    【推薦の言葉】アメリカがんコントロール協会会長 フランク・コウジノウ

    がん治療における代替医療の重要性と漢方がん治療の占める位置

  • 【第1回】日本編(⇒内容を読む)

    【帯津良一 帯津三敬病院名誉院長・医学博士】

    身体、心、生命の人間丸ごと診るホリスティック医学を推進

    【阿部博幸 九段クリニック名誉院長・医学博士】

    標準治療の壁を打ち破ると期待される漢方がん治療

  • 【第2回】アメリカ編(⇒内容を読む)

    【Joyce O'Shaughnessy アメリカ内科医学会内科腫瘍専門認定医】

    西洋医学と東洋医学の融合による受益者は患者、医師、そして医学界

  • 【第3回】香港編(⇒内容を読む)

    【施祖榮 香港大学中医薬学院准教授・中医学博士】

    漢方薬の天仙液に関する研究試験で大腸がんに対する抗腫瘍作用を検証

  • 【第4回】台湾編(⇒内容を読む)

    【王萬波 台湾大学医学院微生物学科教授】

    中薬「天仙液」の基礎理論研究と実験によって得た抗がん作用

  • 【第5回】タイ編(⇒内容を読む)

    【Jakkriss Bhumisawasdi タイ保健省公共衛生部公衆衛生課総督察長】

    「タイ医学と代替医学部門」の目的は中西医統合によるがん治療