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胆管がんの抗がん剤治療と副作用について

胆管がんに対する抗がん剤治療の目的

現在、抗がん剤(化学療法)のみで胆管がんを完全に治癒することはできません。
手術による切除後、放射線治療や抗がん剤を使って転移や再発を防ぐ予備治療を行うのが、根治までの唯一の方法とされています。

一定以上の病期(ステージ)にまでがんが進行し、手術での切除が不能となった胆管がんに対して使用される抗がん剤の目的は、胆管がんが引き起こす症状の緩和です。
一方で、胆管がんに用いられる抗がん剤治療は、ここ数年でめざましい進化を遂げているといえるでしょう。

約10年前の2005年以前までは、胆管がんに対して有効な薬は存在していませんでした。2006年にゲムシタビンが日本で承認され、ようやく胆管がんに有効とされる抗がん剤が登場したのです。

さらに、その後の2008年にはTS-1(S-1/テガフール・キメラシル・オテラシルカリウム配合)が考案され、 がん治療における化学療法の幅が大きく広がりました。
そして2011年にゲムシタビンとシスプラチンを併用するGC療法が発見され、手術不能な胆管がんでも十分な延命処置が行えるようになったのです。

これらの過程を経て、現在では切除が不可能な胆管がんに対しては、延命効果が最も高いと考えられているGC療法が、標準治療として行われています。
ゲムシタビンとシスプラチンを併用した治療法では、重篤な副作用は少ないといわれています。

胆管がんに使用される抗がん剤の種類

上述で解説したとおり、胆管がんに用いられる抗がん剤は以下の3種類です。

  • ゲムシタビン(ジェムザール)
  • TS-1(テガフール・キメラシル・オテラシルカリウム配合)

乳がんと比べると、胆管がんに有効とされる抗がん剤の種類はまだ多くありません。
診療ガイドラインなどに記載されているデータによれば、乳がんに適用する抗がん剤が約30種類であるの対して、胆管がんはおよそ6種類。その中で主流となっているのが上記の3種類となります。

また手術が不可能な胆管がんに対して、抗がん剤の他に放射線治療が行われる場合もあります。

しかし、GC療法のように標準治療としてではなく、胆管がんの広がり方や遠隔転移の有無などの状況によって、がんの縮小効果が期待できる状況であると判断された場合のみです。

原則として、胆管がんの根治には手術が必要不可欠となります。

手術を行うためには、早期発見・早期治療が必要です。
胆管がんの主な症状である以下の症状が自覚できる場合は、1度病院で診察を受けたほうがいいかもしれません。

  • 黄疸
  • 発熱
  • ビリルビン尿(茶色や濃い色)
  • 白色便
  • 倦怠感

など。

胆管がんの抗がん剤治療による副作用

GC療法の軽い副作用としては、以下のような症状が挙げられます。

自覚症状がある副作用

  • 食欲不振
  • 下痢や吐き気、嘔吐などの消化器に関する症状
  • 発熱や疲労感
  • 呼吸困難
  • 発疹
  • 敗血症性ショック

これらが自覚症状のある副作用の症状です。
自覚症状がなく、臨床検査などでわかる体内の副作用が以下のような症状になります。

  • 白血球や赤血球、血小板などが減少する骨髄抑制
  • 肝機能の低下
  • 腎機能の低下
  • 循環器障害

など。

また上記の中でも、特に重篤な症状になりやすい副作用は以下のとおりです。

  • 骨髄抑制
  • 間質性肺炎
  • 心筋梗塞
  • 溶血性尿毒症症候群
  • 皮膚障害
  • 肝機能障害
  • 黄疸
  • 肺水腫

全体的に臨床検査のもと判明する症状が多いため、これらの症状がみられる場合は医師と相談しつつ、今後使用する抗がん剤などを決めていくことになるでしょう。

軽度の副作用の症状は、原因となっている抗がん剤の治療完了、あるいは終了すれば数週間から数カ月で自然に回復していきます。

しかし、上述したような重篤な症状を発症した場合は、それだけで命に関わる可能性もあるのです。また抗がん剤の治療完了後に、副作用の治療を開始する必要があります。
その際には、それぞれの副作用の症状に合った薬剤での治療になるでしょう。

胆管がんの化学療法では、延命の効果が期待できる一方で、危険な副作用を発症する可能性も否めません。どの抗がん剤をどれくらいの期間使うのかについては、がんの状況や患者のライフスタイルなども含めて、医師と話しあうようにしましょう。

延命と同時にQOL(生活の質)を改善するのが、抗がん剤を用いた胆管がんとの付き合い方になります。

監修:孫 苓献
広州中医薬大学中医学(漢方医学)博士・アメリカ自然医学会(ANMA)自然医学医師・台湾大学萬華医院統合医療センター顧問医師

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