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膀胱がんの抗がん剤治療と副作用について

膀胱がんに対する抗がん剤治療の目的

膀胱がんはその名の通り、膀胱内に発生したがんの総称です。
40代以降の男性に発症する確率が高く、男女比でいえば男性のほうが女性より3倍多く罹患しています。

また膀胱がんにもいくつかの種類があり、それによって治療方法が違ってくることもあるのです。

一般的に「膀胱がん」と分類されるがんの種類は以下の通りになります。

  • 表在性膀胱がん
  • 上皮内がん
  • 進行がん:浸潤性膀胱がん

罹患した膀胱がんが上記のいずれかによって、対処方法が変わってきます。
膀胱がんの治療には、大きく分けると手術・放射線・抗がん剤(化学療法)の3つがありますが、中でも手術と抗がん剤による治療が大半です。

膀胱がんに対する抗がん剤治療は、単剤ではなくいくつかの種類を組み合わせて使用されます。抗がん剤治療の対象となるのは、進行性の膀胱がんや転移したがんです。

抗がん剤を使用する目的としては、転移の予防や進行の抑制。その他にも抗がん剤治療による寛解を目指しているケースも少なくありません。

膀胱がんに対して行われる抗がん剤治療で代表的なのは、多剤併用化学療法といわれるM-VAC療法です。

進行性膀胱がんでM-VAC療法が行われた際の奏効率(そうこうりつ)は、報告によれば50%~70%ほどになります。同様に完全寛解率は15%~25%ほどです。

近年、新たに膀胱がん治療でゲムシタビンの保険適用が認められました。ゲムシタビンとシスプラチンを組み合わせたGC療法では、奏効率41%~71%と報告されており、上記のM-VAC療法と大きな差はありません。
しかしGC療法はM-VAC療法よりも副作用が弱いという報告もされており、非常に注目を集めています。

膀胱がんに使用される抗がん剤の種類

近年、新たに膀胱がん治療でゲムシタビンの保険適用が認められました。ゲムシタビンとシスプラチンを組み合わせたGC療法では、奏効率41%~71%と報告されており、上記のM-VAC療法と大きな差はありません。
しかしGC療法はM-VAC療法よりも副作用が弱いという報告もされており、非常に注目を集めています。

しかし、状況によっては複数種類の抗がん剤のみで寛解を目的とすることもあります。

がんの性質や患者の体力などを考慮すると、手術や放射線治療の効果が期待できない場合があります。そんなときに、化学療法が積極的に取り入れられるのです。

化学療法の標準治療としてご紹介した「M-VAC療法」に使用される抗がん剤は、以下の4種類になります。

  • シスプラチン
  • メントレキセート
  • ビンブラスチン
  • アドリアマイシン

◆その他抗がん剤

  • ゲムシタビン

使用される抗がん剤の種類は上述の通りですが、投与方法については患者によってさまざまです。

がん細胞へ血液を流している動脈に直接抗がん剤を注入する「動注化学療法」や、最近では膀胱内に抗がん剤を注入する「抗がん剤注入療法」などが考えられています。

ただし、抗がん剤注入療法が適用されるのは、がんが膀胱の表面に出ている場合です。予防の目的として定期的に膀胱内に薬剤を流し込む方法がとられることもあります。

膀胱がんの抗がん剤治療による副作用

膀胱がんの全身化学療法として代表的なのは、「M-VAC療法」と「GC療法」の2つです。

それぞれの抗がん剤治療(化学療法)の副作用は、軸となっている薬剤の作用によります。
そのため、同じシスプラチンを含むM-VAC療法の副作用とGC療法による副作用でも、強さや症状が若干異なってきます。

一般的な化学療法で生じる副作用として、以下のような症状が予測されます。
数値は発症する確率の目安です。

  1. 骨髄抑制(20~100%:(好中球減少、貧血)、感染症(発熱性好中球減少や敗血症など))
  2. 粘膜炎(10%~20%口内炎、胃潰瘍)
  3. 悪心・嘔吐(5~30%)
  4. 脱毛(10~60%)

上記4つの副作用以外にも、基本症状として全身倦怠感・吐き気・嘔吐・下痢・食欲低下・末梢神経障害(手足のしびれなど)・浮腫といった作用が生じることがあります。

また稀にですが、M-VAC療法による重篤な副作用で死亡するケースもあるため注意が必要です。M-VAC療法による死亡率は約3%と低めですが、重篤な副作用として以下のような症状があります。

  • 急性腎不全(0.1%未満)
  • アナフィラキシー・ショック(0.1%未満)
  • 脳梗塞(0.1%未満)
  • 心筋梗塞(0.1%未満)
  • うっ血性心不全(0.1%未満)

うっ血性心不全(0.1%未満)

ゲムシタビンの使用で考えられる重篤な副作用は、以下のような症状が考えられます。

  • 間質性肺炎
  • 敗血症
  • 感染性肺炎
  • 骨髄抑制
  • うっ血性心不全
  • 肺水腫
  • 腎不全

など。

GC療法が行われることによる死亡率は、約1%とM-VAC療法より低い数値ではありますが、ゼロではありません。
場合によっては後遺症などを残す可能性もあるので、治療後は慎重に検査を受ける必要があるでしょう。

またこれらの抗がん剤治療の副作用は投与した直後ではなく、一定上の時間が経過してから自覚症状がないまま発症する場合があります。
副作用による重篤な状況を避けるためには、定期的な診断や医師との相談を繰り返さなくてはなりません。

監修:孫 苓献
広州中医薬大学中医学(漢方医学)博士・アメリカ自然医学会(ANMA)自然医学医師・台湾大学萬華医院統合医療センター顧問医師

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