1. トップ
  2. がんについての知識
  3. 甲状腺がんの抗がん剤治療と副作用

甲状腺がんの抗がん剤治療と副作用について

甲状腺がんに対する抗がん剤治療の目的

甲状腺がんにはいくつかの種類があり、どの型かによって症状や特性・治療法などが全く異なります。分類上は分化がん・未分化がんの2種類に分かれ、抗がん剤による治療が採用されているのは、主に未分化がんのほうです。

甲状腺の分化がんはさらに枝分かれし、乳頭がん・濾胞(ろほう)がんという病名に分けられます。そして分化がん・未分化がんのどちらにも属さない髄様(ずいよう)がんがあり、その他が未分化がんです。まとめると、以下のようになります。

分化がん
  • 乳頭がん
  • 濾胞がん
どちらにも属さない
  • 髄様がん
未分化がん
  • 未分化がん

上記のうち抗がん剤が用いられるのは、髄様がんと未分化がん、そしてステージⅣ以降の進行状況にある乳頭がんなどです。
一般的に分化がんは手術による治療がもっとも有効的であり、化学治療(抗がん剤)が使用されることはあまりありません。
なぜなら、甲状腺がんの治療において、効果が明確だと思われる抗がん剤が見つかっていないためです。そのため、甲状腺がん治療での抗がん剤使用の目的は、転移や進行の抑制と症状の緩和などが主となります。その他にも、分子標的薬や放射線治療と並行するケースも少なくありません。

甲状腺がんに使用される抗がん剤の種類

上記で記述した通り、甲状腺がんには確立された抗がん剤治療は見つかっていません。

しかし、全く効果がないわけではなく、未分化がんなどに用いられる際には複数の抗がん剤を配合して投与されます。
抗がん剤だけに限らず分子標的薬も併用されますが、甲状腺がんに使用される主な抗がん剤は以下の通りです。

  • ドキソルビシン
  • パクリタキセル

従来まではドキソルビシンが甲状腺がんに効果があると考えられ、抗がん剤治療の中心として扱われていました。しかし、ドキソルビシンは患者によっては効果が期待できないケースもありながら、副作用の発症率が高く症状も重篤になる可能性も高いです。

そのため、近年ではパクリタキセルが代替薬として期待されています。
ドキソルビシンと同様の効果が期待でき、効果が出る可能性も比較的高いと注目を浴びているのです。

さらに副作用はドキソルビシンよりも弱いというところから、甲状腺がんの抗がん剤治療はパクリタキセルが中心になっていくのではと期待されています。

その他、甲状腺がん治療で用いられる分子標的薬は以下の通りです。

  • バンデタニブ(カプレルサ)
  • カボザンチニブ

など。
これら分子標的薬を、甲状腺がん治療薬として効果や使用することが認められたのは、比較的最近の話です。

など。 これら分子標的薬を、甲状腺がん治療薬として効果や使用することが認められたのは、比較的最近の話です。

甲状腺がんの抗がん剤治療による副作用

甲状腺がん治療は手術と放射線療法が主流とされ、抗がん剤治療(化学療法)が用いられるのは、手術不能となったときか転移の可能性が高い未分化がんの場合です。

その際に用いられる抗がん剤にもそれぞれ副作用が伴い、患者によっては重篤な症状に及ぶ可能性があります。
しっかりと副作用を理解して、どの抗がん剤を使って治療をしていくか医師と事前相談を重ねるようにしてください。

上記で記述している抗がん剤の主な副作用や重篤な症状は以下の通りです。

ドキソルビシン
  • 嘔吐や吐き気などの症状が頻繁に起こる。
  • 白血球や血小板が減少する骨髄抑制の発症頻度が高い。
  • 脱毛症状。
  • 心臓に対しての悪影響、悪心。

副作用の発症頻度がシスプラチンの次に高いといわれており、その症状も重篤なものが多いのが特徴です。症状の強弱に関しては患者の体質と抗がん剤の相性によりますが、投与する量が多ければ多いほど頻度・重篤度合いも高くなります。

またドキソルビシンはアントラサイクリン系薬に分類される薬剤ですが、同系統の他薬剤と併用すると、心臓障害が悪化する場合もあるようです。

パクリタキセル
  • 発熱や関節、筋肉などの痛み。
  • 軽度の吐き気や嘔吐感、全身脱毛などの可能性もあり。
  • 末梢神経(手足)の痺れが生じるケースもある。
  • 重篤な副作用としてうっ血性心不全やアレルギー症状などがある。

主に卵巣がん治療などに使用されます。
体質とのアレルギー症状にさえ気を付ければ、命に関わる副作用が生じることは少ないでしょう。

ただし、シスプラチンやドキソルビシンと併用すると、相互作用で症状が悪化すること場合があるので注意が必要です。

補足として、近年甲状腺がんに対しての使用が認可された分子標的薬、バンデタニブにも副作用が伴います。考えられる症状は下記のようなものです。

バンデタニブ
  • 食欲不振や頭痛
  • 高血圧
  • 気管支炎

甲状腺がんは種類も多く、使用される抗がん剤も多種の混合型になります。
副作用については薬剤単体ではなく、何種類かの症状を覚悟しておく必要があるでしょう。

監修:孫 苓献
広州中医薬大学中医学(漢方医学)博士・アメリカ自然医学会(ANMA)自然医学医師・台湾大学萬華医院統合医療センター顧問医師

関連ページ

甲状腺がんの種別・原因・特徴について

甲状腺がんの末期(ステージ4)症状・生存率・治療方法

天仙液について

抗がん漢方・天仙液とは

天仙液を使用してがんを克服した方々の体験談

当サイトは、抗がん漢方・天仙液の情報サイトです。抗がん漢方・天仙液についての、製品紹介、研究・臨床試験の結果や、各国から寄せられた抗がん漢方・天仙液の体験者の声、メディア情報等、抗がん漢方・天仙液に関する豊富な情報を掲載しています。

TOP▲