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子宮体がんの抗がん剤治療と副作用について

子宮体がんに対する抗がん剤治療の目的

子宮がんには大きく分けると2つの種類があります。
1つは子宮の入口にあたる部分である「子宮頚部」に発生する子宮頸がん。もう1つが子宮の深部である「子宮体部」に発生する子宮体がんです。

この2種類は同じ子宮がんですが、発症しやすい年齢など患者の属性が異なってきます。

子宮体がんで行われる治療方法は、手術(外科治療)・放射線療法・抗がん剤治療(化学療法)・ホルモン療法の4種類です。この中で抗がん剤治療が行われる主な目的は、外科治療の補助と再発防止になります。

放射線療法・ホルモン療法・抗がん剤を併用して、手術の前に子宮体がんを縮小させたり、既に手術が困難な場合に使用されます。

子宮体がんの治療において抗がん剤を投与するかどうかは、がんの広がり方や発生している部位、患者の容体などを考慮して決定されます。

特に術後の再発リスクが中~高程度の患者に対しては、抗がん剤治療が行われる確率が高いです。子宮体がんに施される代表的な治療法は、以下のようなものになります。

  • AP療法
  • TC療法
  • DC療法
  • 黄体ホルモン療法

子宮体がんに使用される抗がん剤の種類

子宮体がんの化学療法ではプラチナ製剤単体か、あるいはプラチナ製剤とその他の抗がん剤を組み合わせた方法で使用されます。

同じプラチナ製剤でも期待できる効果の強さには種類があり、強力な抗がん剤であればあるほど、相応に副作用も強くなるのが一般的です。子宮体がんに用いられる抗がん剤の名称は以下の通りになります。

  • ドキソルビシン(商品名:アドリアシン等)
    細菌の培養液から作られる抗がん剤です。
    期待できる抗がん効果は高い一方で、シスプラチンに次いで副作用が強いとされています。
  • シスプラチン(商品名:ランダ等) プラチナ製剤(白銀製剤)
    がん細胞のDNA複製を阻害し、死滅させる効果があります。
    数多い抗がん剤の中でも頻繁に使用され、強力な作用でがんの増殖を抑制。非常に強力であると有名である反面、副作用も抗がん剤の中で特に強烈です。
  • カルボプラチン(商品名:パラプラチン等)  プラチナ製剤(白銀製剤)
    シスプラチンが持っている腎毒性の副作用を改善して作られた抗がん剤です。
    その他にもあるシスプラチンの欠点の多くを克服した薬剤ですが、副作用として骨髄抑制が発生しやすい抗がん剤です。
  • ドセタキセル(商品名:タキソテール等)
    がん細胞の分裂・増殖を抑制する効果がある抗がん剤です。
    欠点として、ほぼ確実に骨髄抑制が発症します。
  • シクロホスファミド(商品名:エンドキサン等)

    1960年頃から使用されている、非常に歴史が長い抗がん剤です。
    当時は悪性リンパ腫の治療薬として開発されたものですが、今ではあらゆるがんに対して使用されています。

    他の抗がん剤と比べると作用は弱い薬剤です。
    そのため、他の抗がん剤と併用することを条件として、子宮体がんでの使用が認められています。

  • パクリタキセル(商品名:タキソール等)

    微小管阻害薬と呼ばれる薬剤のタキサン系という分類にあたる抗がん剤です。
    細胞増殖に関わる微小管に作用することで、がん細胞の増徴や広がりを抑制します。

    これらの抗がん剤を併用して行われる治療法が、先述したAP療法(シスプラチン+ドキソルビシン)やDC療法(ドセタキセル+シクロホスファミド)です。

子宮体がんの抗がん剤治療による副作用

子宮体がんの化学療法に伴う副作用は、使用されている抗がん剤に比例します。主流とされている子宮体がん治療法の副作用は、以下の通りです。

  • AP療法(ドキソルビシン+シスプラチン)
    術後の放射線療法との比較試験で、有効性が認められています。
    しかし、その試験では副作用が強く、使用中止になる例が多発していました。組み合わされている抗がん剤が、どちらも嘔吐や悪心の副作用が生じやすい薬剤のためです。
  • TC療法(パクリタキセル+カルボプラチン)
    効果が異なる抗がん剤を組み合わせることで、非常に高い抗がん作用が期待できます。
    多数の医療機関で、第1選択とされている治療法です。シスプラチンではなくカルボプラチンを使用することで、多くの副作用が軽減されています。ただし、代わりに骨髄抑制の発症率は高くなるため注意が必要です。
  • DC療法(ドセタキセル+シクロホスファミド)
    プラチナ製剤を使用しない組み合わせです。
    体質や副作用などの事情から、プラチナ製剤が使えない患者にも使用できる特徴があります。DC療法で強く出るとされる副作用は、骨髄抑制や食欲不振、倦怠感、脱毛などです。

子宮体がんで行われる化学療法は、上記のいずれかが基本です。
その一方、現在の医療現場では、子宮体がんの標準治療はAP療法となっています。

しかし、AP療法に伴う副作用は強く、その影響から使用を中断せざるを得ないケースも少なくありません。そのため状況によっては、比較的副作用が抑えられるTC療法に変更される場合もあります。

監修:孫 苓献
広州中医薬大学中医学(漢方医学)博士・アメリカ自然医学会(ANMA)自然医学医師・台湾大学萬華医院統合医療センター顧問医師

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