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がん治療 手術が出来ない場合とは

がんの手術が出来ないケース

がんの3大療法の一つである手術は、がん病巣を完全に切除することが出来れば根治が見込める治療法です。がんの根治を目指すのであれば手術は最も確実な方法であると言われています。しかし、全てのがん患者が手術を受けられるというわけではありません。がん患者の病状などによっては手術が出来ないケースも多々あります。

がんの手術が受けられないケースとして、高齢のがん患者などで体力が低下していて、手術に耐えられないと医師が判断する場合などがあります。また、がんの手術は全身麻酔をかけた上で実施することが多いのですが、やはり体力が低下している場合は、全身麻酔に耐えられず手術が困難と判断されることがあります。

他にも、がんが進行してしまい、病巣が広範囲に広がっていたり、多臓器に転移していたりする場合も手術が難しいとされています。また、がん病巣が手術の出来ない場所にあるというケースもあります。

他の3大療法による治療法の検討

手術が出来ないとなると3大療法の残るふたつ、抗がん剤治療もしくは放射線治療を検討することになります。手術が難しいと判断された場合でも、残る二つの治療法は有効であるケースが多いようです。体力が低下している場合は副作用が比較的軽微な放射線治療が好ましいとされています。また、がん病巣が広範囲に広がってしまっている場合や、多臓器に転移している場合などは、全身に作用する抗がん剤治療が有効です。

3大療法以外の治療法の検討
~凍結融解壊死療法(クライオアブレーション)~

3大療法以外にも、がんの治療に有効とされる治療法は存在します。凍結融解壊死療法は、がんを凍結させて壊死させる治療法です。MRIやCT画像をモニタリングしながら凍結針をがん病巣に刺し、液体窒素によって冷却された高圧ガスを噴出して凍結させます。治療時間はがんの種類や大きさによって異なりますが、一般的に3~4時間程度で終了します。針を刺す際に痛みがあるため局所麻酔を施しますが、凍結治療自体に痛みを感じることはありません。凍結融解壊死療法は胸壁から細い針を1本通すだけで行える治療であり、術後の回復は早く傷も目立ちません。また、痛みはほとんどないことから、体力のない高齢のがん患者でも行える治療です。凍結融解壊死療法は入院を要する治療ですが、通常4~5日で退院できますし、退院後はすぐに普段通りの生活に戻れます。治療後に臓器や身体の機能が損なわれることはありませんし、仮にがんが再発した場合でも繰り返し治療を行うことが出来ます。

3大療法以外の治療法の検討
~温熱療法(ハイパーサーミア)~

近年、がんの有効な治療法として注目を集め始めているのが温熱療法(ハイパーサーミア)です。温熱療法はがん細胞が熱に弱いという性質に着眼した治療法です。人の細胞は42.5℃以上の熱を人工的に与えると急速に生存率が低下していきます。このとき、正常な細胞は温度の上昇に合わせて血流を増加させることで熱を逃がし温度調整を図ります。ところが、がん細胞は正常な細胞と比較すると血流が少ないため、冷却機能が働かず死滅していくのです。

温熱療法は、専用の治療機器に横たわった状態で治療を受けます。1回あたりの治療時間は60分程度で、痛みなど苦痛はほぼありません。温熱療法はがんが広範囲に広がってしまっている場合でも有効な治療法です。また、身体を温めることでヒートショックプロテインというたんぱく質が生まれます。ヒートショックプロテインには免疫機能を活性化する働きがあり治療において相乗効果を生みます。温熱療法の副作用としては、脈拍が早くなったり、熱を加えた部分が軽い火傷状態になったりすることがありますが、ほとんどの場合軽微なもので済みます。

温熱療法はあらゆる種類のがんが治療の対象となります。進行したがんや多臓器に転移したがんにも治療を施すことが出来ますし、抗がん剤や放射線治療と併用して行うことでより効果を発揮すると言われています。なお、温熱療法は医療保険の適用となりますので経済的な面でも患者に優しい治療であると言えるでしょう。

セカンドオピニオンを受ける

手術が出来ないという診断に納得がいかない場合はセカンドオピニオンを受けるということを検討するもの良いでしょう。セカンドオピニオンとは現在の担当医以外の医師に第二の意見を求めることですが、近年ではセカンドオピニオン外来を設置している病院も多く、たいへん利用しやすくなっています。セカンドオピニオンを受ける際は、担当医にその旨を伝えて、紹介状とこれまでの検査結果を用意してもらいましょう。セカンドオピニオンを受けると主治医との関係が悪化するのではないかと躊躇する人も多いかもしれません。けれど、がんの治療は身体的にも精神的にも、そして経済的にも負担の大きいものです。そのため、患者自身が納得した上で治療を受けることが何よりも大切なことなのです。

監修:孫 苓献
広州中医薬大学中医学(漢方医学)博士・アメリカ自然医学会(ANMA)自然医学医師・台湾大学萬華医院統合医療センター顧問医師

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