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食道がんの再発と初期症状、
再発・転移の予防と治療方法

食道がんの再発とは

食道がんを手術による外科療法や、抗がん剤による化学療法などで治療した際の再発率は30~50%程度であると言われています。食道は、胃や小腸、大腸などと同じく消化器官の一つです。食道以外の臓器は「漿膜(しょうまく)」という半透明の膜に覆われているのですが、食道にはそれがありません。そのため、食道がんになるとがん細胞が周囲に広がりやすく、再発や転移を起こしやすくなってしまうのです。手術による外科治療でがん病巣を切除しても、再び同じ場所にがんが再発するケースも多く、治療後もしっかりと経過観察することが重要となります。

食道がんの転移とは

食道の周辺には複数のリンパ節や胃、肺や喉といった臓器や器官が多数あるため、がんが浸潤することで転移を引き起こしやすい傾向があります。食道がんの転移先はほとんどの場合で、リンパ節転移となります。がん細胞が食道の粘膜に溜まっているケースだと転移することはほぼありません。しかし、粘膜の下の層にまでがん細胞が達すると50%程度の確率でリンパ節転移を起こしてしまいます。さらに、がん細胞が、筋層という食べ物を胃に送りだす部分にまで達すると70%程度、食道周辺の臓器にまで進行してしまうと80%程度という高確率でリンパ節転移が起こっています。

食道がんの最初の治療の際に、食道と一緒にリンパ節を切除した場合は、肺や肝臓、骨などに転移する可能性があります。また、同じく最初の治療で、内視鏡的粘膜切除術を実施した場合は、食道やその周辺のリンパ節が残っているため、頸部や腹部、胸部などのリンパ節に転移する可能性があります。

食道がんが再発したときの初期症状

食道がんの最初の治療の際に、食道と一緒にリンパ節を切除した場合は、肺や肝臓、骨などに転移する可能性があります。また、同じく最初の治療で、内視鏡的粘膜切除術を実施した場合は、食道やその周辺のリンパ節が残っているため、頸部や腹部、胸部などのリンパ節に転移する可能性があります。

また、食道がんが肺に転移すると咳が続いたり、胸部に痛みを感じたりすることがあります。肝臓へ転移するとお腹のあたりに張りを感じることがあります。骨へ転移すると周辺に痛みを感じたり、気管や肺に転移をすると、長引く咳や血痰が出たりすることがあります。また、食道付近の神経に浸潤すると、声がかすれるという症状が現れることがあります。

しかし、これらの症状は必ずしも誰にでも現れるものでありませんし、明確な自覚症状が現れるころには、がんが進行してしまっているケースがほとんどです。最初の治療後の定期検査を確実に受け、たとえ再発・転移をしてしまったとしても早期に発見し治療をすることが何よりも大切です。

食道がん再発・転移予防

食道がんの再発・転移予防のために重要なのは食道への刺激を減らすことです。そのためには、喫煙やアルコールの摂取を控えることが大切です。喫煙は食道がんに限らず、あらゆるがんを誘発する原因となります。また、度数の高いアルコールを日常的に摂取すると食道の粘膜を傷つけてしまいます。

また、熱い食べ物や飲み物は食道粘膜を刺激しますので控えたほうが良いでしょう。野菜や果物、βカロテン、ビタミンCなどが食道がんの予防に効果があると言われていますので、普段の食事で積極的に摂取するように心がけると良いでしょう。

また、治療後の定期的な検診も欠かすことが出来ません。胸部レントゲン、大腸の内視鏡検査、腹部エコー、CT検査、腫瘍マーカー等の血液検査を、術後3年間は、3~6ヶ月毎に、術後3~5年は半年ごとに受けるようにしましょう。また、少しでも気になる症状が現れた時は医療機関を受診することを心がけてください。

食道がんの再発・転移が見つかったときの治療法

食道がんは消化器系のがんの中では治療が難しいがんであると言われています。食道がんは他の消化器のがんと比較すると悪性が高く、また進行も早いことが理由として挙げられます。食道がんが術後に再発した場合は、再手術をすることはほとんどありません。再発した食道がんは、どのような治療を施しても根治する見込みはほとんどないからです。抗がん剤による化学療法や放射線治療で、根治ではなく症状の緩和を目指します。

再発時に手術が可能なケースとしては、頸部リンパ節にのみ少数の再発病巣がある場合で、なおかつ最初の治療は内視鏡手術、もしくは食道内の切除範囲が狭かった場合に限ります。再手術では食道を切除し、さらに頸部、腹部、胸部のリンパ節を郭清(かくせい)した上で、胃や結腸を使い食道の再建はかります。

食道がんが遠隔転移した場合の治療法は、基本的に抗がん剤による化学療法となります。肺や肝臓などの臓器に転移をしたとしても、現病巣である食道がんであるとみなされますので、食道がんの治療で用いる抗がん剤を使用することになります。なお、広い範囲でのリンパ節転移や、遠隔転移が見られる場合は、患者の苦痛を和らげるための緩和ケアを行います。また、患者に負担の少ない代替療法や免疫療法を並行して実施することもあります。

監修:孫 苓献
広州中医薬大学中医学(漢方医学)博士・アメリカ自然医学会(ANMA)自然医学医師・台湾大学萬華医院統合医療センター顧問医師

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