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咽頭がんの再発と初期症状、
再発・転移の予防と治療方法

咽頭がんの再発とは

咽頭がんには「上咽頭がん」、「中咽頭がん」、「下咽頭がん」の3種類があります。咽頭がんの治療法としては放射線治療が選択されることが多いようです。治療がうまくいき、がんが消えたと思っていても、時間の経過とともに再びがんが発生してしまうことがあります。

「咽頭摘出術」で咽頭を切除してしまえば再発のリスクはなくなりますが、咽頭は呼吸や発声、食べることにかかわる器官であることから、患者のQOL(Quality Of Life=生活の質)を著しく低下させることになります。そのため病状から切除が望ましいとされるケースでも、患者の強い希望がある場合などは、再発のリスクを認識してもらったうえで咽頭を温存する治療を行う場合があります。

咽頭がんの転移とは

咽頭がんは進行が早い上に、転移しやすいがんであると言われています。咽頭の周りには多くのリンパ節があるため比較的早い段階で頸部のリンパ節に転移することもあります。咽頭癌は進行が早いばかりでなく、症状が出にくいこともあり、気づかないうちにがんが浸潤して周囲の臓器を巻き込んだり、血液やリンパに乗って全身を回り遠隔転移をしたりするケースも少なくありません。

咽頭がんは、がんの発生場所によって転移しやすい場所が異なります。上咽頭がんの場合は、肝臓や肺、骨などに転移するケースが多いようです。中咽頭がんの場合は、高確率で頸部リンパ節に転移します。下咽頭がんの場合は、最初にがんと診断された時点で既に頸部リンパ節に転移していたり、喉頭に浸潤していたりするケースがあります。また、下咽頭がんは同時に食道がんにかかっているケースが多いようです。そのため下咽頭がんが見つかった時点で、食道がんの罹患の可能性を疑い検査を行います。

咽頭がんが再発したときの初期症状

咽頭がんでの初期症状は上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がんで異なります。それぞれの症状は以下の通りです。

上咽頭がんの初期症状
  • 耳が詰まったような感じ
  • 音が聞き取りにくい
  • 鼻をかむと血が混じる
  • 頸部にしこりが出来る
頸部にしこりが出来る
  • 食事の際に感じる喉の痛み、異物感、飲み込みにくさ
  • 食事の際にしみたり、痛みを感じたりする
  • しゃべりにくい感じがある
  • 頸部にしこりが出来る
下咽頭がんの初期症状
  • 食べ物を飲み込む際の異物感
  • 耳の奥の痛み
  • 声がかれる
  • 頸部にしこりが出来る

咽頭がんの自覚症状が現れる頃にはがんが進行しているケースは少なくありません。最初の治療後は定期的に検診を受診し、再発や転移の早期発見、早期治療に努めることが大切です。

咽頭がんの再発・転移予防

咽頭がんの再発・転移防止には、咽頭の粘膜細胞を傷つけるような生活習慣を改めることが大切です。熱い食べ物や刺激の強い食べ物を口にするのは控えたほうが良いでしょう。また度数の高いアルコールもよくありませんし、煙草を吸うのも厳禁です。でんぷんを含まない野菜や果物、β−カロテンなどの栄養素には予防効果があるとされています。

また、大きな声を出したり、長時間にわたってしゃべり続けたりすることも予防の観点からは良くありません。喉を酷使した場合は、よく休ませることが大切です。また、乾燥も喉に悪影響を及ぼしますので、季節によっては室内の湿度が下がり過ぎないよう、加湿をするなどの工夫も大切です。また、治療後に定期検診を受けることも重要です。定期検査以外にも喉の不快感などが続く場合は再発を疑い医療機関を受診しましょう。

咽頭がんの再発・転移が見つかったときの治療法

咽頭は人間の発声にかかわる器官であることから、咽頭がんの最初の治療の際には手術ではなく、放射線治療が行われることが多いようです。しかし、最初の治療の際に患者の身体が耐えられる限界の線量を照射しているため、再発したがんに再び放射線治療を行うことはできません。そのため再発した咽頭がんの治療には手術による外科治療を選択することが一般的です。がん病巣が広範囲に広がっていない場合は、下咽頭部分切除術で咽頭を温存し発声を守ることが可能なケースもあります。

なお、咽頭がんが進行したり再発したりした場合、頸部リンパ節に転移しているケースが多いため、咽頭の切除と同時に、頸部のリンパ節郭清を実施します。また、咽頭にはしゃべったり、物を食べたりする機能がありますが、手術で切除することで一部の機能を失ってしまうこともあります。そのため、出来る限り手術前と変わらない状態を保てるよう再建手術を行ったり、リハビリを行ったりします。

咽頭がんが他の臓器に転移してしまった場合は、手術による外科治療は基本的に行われません。他の臓器に転移をしているということは、がん細胞がすでに全身に回ってしまっているからです。例え手術でがんを切除したとしても、いずれ別の臓器にがんが発生することが予想されるため、患者の負担を考慮して抗がん剤と放射線治療を合わせて行います。

監修:孫 苓献
広州中医薬大学中医学(漢方医学)博士・アメリカ自然医学会(ANMA)自然医学医師・台湾大学萬華医院統合医療センター顧問医師

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