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乳がんの末期(ステージ4)症状・生存率・治療方法はどのようなものがあるのか?

乳がんのステージごとの生存率はどれくらい?

病期 症例数(件数) 5年生存率(%)
Ⅰ期 5,566 99.7
Ⅱ期 6,368 94.6
Ⅲ期 1,303 76.1
Ⅳ期 556 31.6
全症例 14,219 92.1
出典:全国がん(成人病)センター協議会による、乳がん臨床病期別5年生存率(2015年3月集計)

上の表は全国がんセンター協議会が集めた、2003年~2005年までのがん患者5年生存率の統計データです。当時から現在までに10年以上の時間が経過しているため、医療技術の発展などの影響から、現状の乳がん治療の生存率とは異なってくる部分がありますが、参考にしてください。

手術・放射線・化学療法など、全てを含めています。そのため、同時期に乳がんの手術を受けた患者さんだけを集計した他データとは、数値が異なっている部分もありますのでご了承ください。

各ステージの生存率と症例数をみると、乳がんが末期にまで進行している患者さんは僅かなのが分かると思います。それだけ乳がんの進行が遅いということになります。またステージ4であっても、生存率は30%以上となっており、末期としては比較的高い数値であることが分かります。

この表から分かることは、5年生存率90%以上のステージⅡまでに乳がんを発見できれば、ほぼほぼ乳がんは完治できるといえると思います。

逆にステージ4、他の臓器に遠隔転移してしまうと根治できる可能性は、今までの治療法では、一気に低下してしまいます。

末期(ステージ4)の乳がんの治療方法について

乳がん治療における苦痛や精神面のサポートを含めて生活の質(QOL)を改善することもがん治療の選択肢の1つとして存在しています。

乳がんはステージ3・4にまで進行しても、患者さんやがんの状況によっては、手術が行われる場合ごく稀にあります。
しかし、遠隔転移が複数個所に発見されているときは、手術による全切除は難しいため、抗がん剤による全身治療となることが一般的です。手術が可能な状態なら、手術による切除と並行して放射線や抗がん剤による補助治療が行われています。

また乳がんは女性に多い症例のため、患者さんが妊娠中の場合、抗がん剤やその他の治療で胎児に悪影響を与える可能性が高いです。もし妊娠中に乳がんが発覚したときは、妊娠期間やがんの進行状況・広がり、患者さんの要望などを医師とご相談の上、慎重な判断が必要となりますので、十分に気を付けてください。

乳がんの治療を続ける中で、つらい副作用や痛みがある場合は、それらを緩和するための治療も別で行われています。
基本的にはモルヒネなどを用いて痛みや苦痛の軽減・緩和をすることが一般的になっています。しかし、これらの対症療法は、がん治療による健康な細胞へのダメージを防ぐものではないので、それらの健康な細胞を傷つけてしまうことを補う方法(代替治療)が必要になってきます。

乳がんの治療方針は、患者さんが罹患しているがんの遺伝子型・広がり方・発生場所・患者の要望・体力など、多くの要素を考慮検討した上で決定されます。そこで、通常医療の代わりに、一般的な治療とは違った側面からがんに対してアプローチしていく代替医療に注目が集まっています。その中で、厚生省は認知していない漢方が脚光を浴びています。

いくつかの代替治療は、ガンをすべてなくすことを目的としていない。

という、今までのがん治療では、考えられなかった新しいアプローチが用意されています。それは、がんを体内に保有したまま生きよう!という考え方です。
この考え方では、老衰で死ぬまでがんを体内に保有したままでも何も問題はなく逆に、がんを取り除くことで、健康な細胞が疲弊してしまい症状が悪化する。

また、患者の自然治癒力を引き出し、QOL(Quality of Life=生活の質)を高める目的として、通常医療の代わりに、一般的な治療とは違った側面からがんに対してアプローチしていく代替医療が採用されるケースも増えてきています。

EBM(Evidence Based Medicine)の限界

現代の医学は、エビデンス(診療根拠)が明確な手法だけで構成されている。それは、確かに正しく、無用で証明(治験データ)がないものは採用しないという姿勢です。

しかし、のどが痛い時に、お茶でうがいをすると楽にうがいができる。これには、エビデンスはない。従って、医師は、消毒液でうがいをするようにと指示をする。しかし、消毒液は、のどが痛い。

あなたなら、どうしますか?

これが、代替治療ということです。特に、漢方は、その経験が、数十年簡に、数十万人が利用しても、エビデンスとしては認められていません。それは、このEBMという考え方が、単一の病巣を治すことでしか評価しないからです。
身体全体の自己免疫力を向上させるということは、評価の尺度がないから評価しないという現状があります。

漢方薬は、その病巣に効果があるというものも多数ありますが、病巣のもとを形成している細胞を元気にすることで、病巣になっている細胞自体を健康な細胞に変革させます。
さらに総体的に身体自体を元気にする漢方は自己治癒力を活性化させるのですが、残念ながら、EBMの世界では、人間が本来持つ自己治癒力は認められていません。(なんと日本の医学部では、自己治癒力に関しては、講義がないのです。

末期がん(ステージ4)に有効な治療方法としての代替治療

がん治療において代替治療が求められている理由には主に次のようなことがあげられます。

①西洋医学の壁

化学療法をはじめとするがんに対する西洋医学の進歩はもちろんありますが、はもちろんありますが、依然として再発・転移による死亡を防ぐことが難しく、克服すべき大きな課題となっているのが現状です。さらに、合成化学薬品のもたらす劇的な治療効果に反して、非常に重い副作用(免疫抑制あるいは毒性)が逆にがんの完治、あるいは根絶を困難にしていることも大きな問題となっています。そこで、人間が本来的に持つ「自然治癒力」を引き出し、「免疫力」を高める治療法として、伝統医学や漢方による代替治療が、現在、がん治療の選択肢として注目を集めています。

②Q.O.Lを向上させる代替治療

標準治療の副作用等を軽減し、患者さんのQOL(Quality of Life=生活の質)を高める目的として代替治療をがん治療に用いられることが増えてきました。西洋医学的な治療によって引き起こされた諸症状や副作用を軽減することにより、各種治療を継続するために代替治療が必要となっています。

③EBMによる対症療法だけでは、がんは治せない。

病気の治療には、症状を改善する「対症療法」と根本となる原因を取り除く「原因療法」があります。これまで多くの医療機関などで実践されてきた医療は、「対症療法」を中心とした西洋医学が基本でした。 しかし、近年の世界的な医療の潮流は、単に病気だけではなく、人間の心と身体の全体を診る「原因療法」を中心とした漢方などの伝統医学や代替医療も取入れるべきであるという「統合医療」の考え方に大きく移行してきています。しかし、日本においては、この「統合医療」とは、医師が踏み込めない禁断の世界のようになっています。だから、医者の中だけで通じている、「病気は治ったけど、患者も死んでしまった。でも治ったからよかった。」というわけのわからない理屈が、現状のEBMで形作られた日本の医学界の限界です。

医療先進国アメリカでは、どんな代替治療が主流となっているの?

実は医療先進国アメリカでは、手術→抗がん剤→放射線といういわゆる標準治療と呼ばれる方法は激減しています。下のアメリカでの代替治療の事例を紹介している動画をぜひご覧になってみてください。日本人が知らないことが、多くあるということが分かります。

動画でも紹介されていましたが、代替治療には、リンパ球療法、ビタミンC点滴療法、温熱療法、漢方療法、その他にも様々なものがあります。これらの治療方法は実際に世界中で現在行われています。

日本では代替治療というと二次的な扱いをされることが多く、大学病院、総合病院では標準治療が中心となっています。しかし、抗がん剤、放射線治療には体に非常に負担のかかる副作用の問題、体力が衰えていて手術ができない、転移・再発、さらに末期がんとなると手の施しようがなくなるなど、標準治療にも問題点があります。特に末期がんに対して、標準治療では治療法がないなど、標準治療では対応ができない。

そこで、がん患者さんは副作用で苦しむ治療法ではなく、身体に負担がなく、自分らしくQ.O.L(生活の質)を保った生活をして、がんを克服したいと望む方が多く、いろいろな代替治療を求めるケースが増えてきています。

そうです、現代は治療方法を選択できる時代なのです。

身体に良い代替治療としての漢方とは

代替治療のなかでも、がん治療の選択肢として大きく注目されているのが漢方療法です。 漢方薬は、西洋薬と比較して各生薬が非常に長い経験と臨床に基づいて安全性と有効性が実証されてきており、大学病院などでも取り入れられるようになりました。こうしたことから、一部では西洋薬と同等の評価基準を用いるべきではないかと考えられています。

また、最近では、人間が本来持つ自然治癒力・免疫力を高め、がんを克服し、心身ともに健康な状態を作ることを目的とする、身体、心、生命の人間まるごとを診るホリスティック医学を導入する医療機関も増えてきました。

このような背景から自然治癒力・免疫力を高めるはたらきのある漢方が、がん治療において大きく注目を集めているのです。

漢方は身体にどのように作用するのか

漢方薬の特徴は、身体の一部分にはたらきかける西洋医薬とは異なり、身体全体にはたらきかけ作用するというところにあります。

漢方薬は、西洋医薬の抗がん剤のように、局所的にがん細胞を殺傷するといった劇的な効果は期待できません。しかし、抗がん剤は劇的な効果がある一方で、がん細胞と一緒に正常な細胞までも殺してしまい、その結果として免疫力を落とし、さまざまな副作用が生じるリスクを持っていることはご存知だと思います。

西洋医薬に比べて天然生薬が成分の漢方薬では、身体の免疫力を高めて、身体全体に作用して効果を発揮させることが特徴です。

西洋医薬の場合と漢方の場合の身体への作用の違い

末期がん治療に最適な漢方療法

末期がんによる余命宣告をされてから、漢方治療によって症状が回復した例は数多くあります。

漢方治療によりQ.O.Lを高めることで痛みなどが緩和され、病院でずっと入院したりするのではなく、最後まで人間らしい生活の質を保って生きることができるようになることは、患者さんとご家族にとっても非常に大きな意味があります。

何も治療法がなく、医師からは緩和ケアを勧められ希望を失うということは、精神的に大きなマイナスとなります。生きる希望を持ってもらうという意味においても、末期がん患者さんへの漢方療法はとても有効なものです。

漢方療法の作用

エビデンス(科学的根拠)のある抗がん漢方が代替治療として存在します

日本においては、がん治療はまだまだ標準治療がメインとなっていることは事実です。また、漢方もがん治療に有効だと積極的に進める医師が少ないのも事実です。

医療先進国からの情報が患者さん達にしっかりと届いていない現状もありますが、がん細胞を攻撃したり、自分の細胞自体を活性化して免疫力を上げてくれるエビデンス(科学的根拠)を持つ漢方薬(抗がん漢方)が実は存在します。日本を含め世界各国で使われている抗がん漢方で、しっかりとした研究機関において臨床試験などの論文が発表されています。

具体的にどのような効果が発表されているかといいますと、

  • 手術前の体調を整える効果、手術後の体調を回復させる効果
  • 抗がん剤、放射線治療の副作用の軽減のみならず、その効果を高める
  • 末期がんの患者さんに関しては、食欲が復活して体調が改善したり、症状が軽減する

このように、乳がんの末期(ステージ4)の治療方法としての抗がん漢方は、科学的根拠も立証されており、日本において30年間、30万人の患者さんに使用され、なによりもがんに効く代替医療として選ばれ続けているのです。

»抗がん漢方の研究・臨床試験について詳しく知りたい方はこちら

末期(ステージ4)の乳がんの症状について

末期にまで進行した乳がんは、他の臓器に転移しており、手術や放射線治療などの治療の効果が極めて低くなります。この「他の臓器に転移する」という状態が、代表的な乳がんの末期症状です。 末期に至るまでの乳がんにはいくつかの特徴や症状があり、その段階ごとで発見できる可能性があります。

乳がんが末期になり他の臓器に転移した場合は、転移した臓器によって生じる症状が異なってくるのが一般的です。
がんに侵された臓器に影響する部分に、断続的あるいは永続的な不調があらわれます。
それぞれの臓器に転移した場合の、代表的な症状は以下の通りです。

乳がんが骨に転移した場合
  • 骨の痛み
  • 本来はなんともない動作での骨折(病的骨折)
  • 身体の麻痺(脊椎にまで転移・浸潤した場合)
乳がんが骨に転移した場合
  • 肺に水が溜まり、息切れや動悸などが起こりやすくなる
  • 場合によっては呼吸困難にもなる
  • 1日以上続くしつこい咳
  • 乳がんが肝臓に転移した場合
  • 腹部の膨張感
  • 腹部の痛みやみぞおち部分に圧迫感が生じる
  • 黄疸
  • 腹水が溜まる
乳がんが脳に転移した場合
  • 強烈な頭痛や吐き気
  • 断続的なめまいやふらつき
  • 手足の痙攣による運動機能の低下
  • 舌の呂律が悪くなり、うまく話せなくなる
  • 味覚が鈍感化

末期がんは、複数に転移することもあるので、いくつもの症状が同時に現れたりする場合があります。

ステージとはいったいどのようなものか?

がんのステージは、ステージ0から4まであります。

実は、あまり知られていないことですか、人間の身体では、いつも毎日、がんが生まれては、体の免疫力で消滅させています。それが、ある時、免疫力が弱まっている時に、がん細胞が活力を増してしまうのが、がんという病気の発生です。

ステージの進行度合いは、基本的には図のように分類されています。

ステージ0

がん細胞が上皮(身体や臓器の表面あるいは内腔などをおおう組織:消化管では粘膜)内にとどまっており、リンパ節に転移はしていない

ステージ1

腫瘍が少し広がっているが筋肉の層まででとどまっており、リンパ節に転移はしていない

ステージ2

リンパ節に転移はしていないが、筋肉の層を超えて浸潤(広がること)している。または、腫瘍は広がっていないが、リンパ節に少し転移している

ステージ3

腫瘍が筋肉の層を超えて深く浸潤(または臓器の壁を超えて露出)しており、リンパ節転移もみられる

ステージ4

がんが臓器の壁を超えて、まわりの主要な血管などに浸潤しているか、離れた他の臓器へ転移している

監修:孫 苓献
広州中医薬大学中医学(漢方医学)博士・アメリカ自然医学会(ANMA)
自然医学医師・台湾大学萬華医院統合医療センター顧問医師

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