1. トップ
  2. がんについての知識
  3. 乳がんの種別・原因・特徴

乳がんの種別・原因・特徴について

このページでは、乳がんについての基本的な情報と、抗がん漢方・天仙液を使用して乳がんを克服した方々の体験談ページへのリンクを掲載しています。

乳がんとは

乳がんとは、乳房の中の乳腺に生じるがんです。乳腺は、乳腺葉という組織が15~20個ほど集まってできており、ブドウの房に似た構造をしています。ブドウの粒にあたる部分を乳腺胞、いくつもの粒のかたまりを小葉、ブドウの茎にあたる部分を乳管(腺管)といいます。乳がんにはさまざまな種類がありますが、中でも圧倒的に多いのは、乳管(腺管)に生じる「乳管がん(腺管がん)」で、ついで乳腺葉や小葉に生じる「小葉がん」が多くみられます。いずれも乳管や乳腺葉の体液を分泌する能力をもつ細胞ががん化する腺がんです。
乳がんは、比較的初期の段階で発見されることが多いこともあり、一般に治療成績が良いといわれます。最近の5年生存率の平均は80~90%に達しています。欧米の女性に非常に発生しやすいがんですが、年々、日本人女性にも増えてきています。また、女性特有のがんと思われがちですが、乳腺組織は男性にも退化した形で残っているため、男性でも乳がんになることがまれにあります(確率は女性の100分の1程度)。

乳がんの分類

大腸がんには、大きく分けて腺がんと表在性がんの2種類があります。

  1. 乳管がん
    乳がんの約80%を占めます。乳腺で生じたがん細胞が次第に大きくなると、乳管や小葉を包んでいる膜(基底膜)を破り、まわりの組織に浸潤します。乳管がんは、発見時にまわりの組織に浸潤しているかどうかで、浸潤がんと非浸潤がんに分けられます。通常、まわりに浸潤してから発見される場合が多いですが、マンモグラフィーの検診で、浸潤していないがんが見つかることもあります。非浸潤がんの中には、浸潤も転移もしないで乳管内にとどまる良性の腫瘍もあります。非浸潤がんの中でも悪性のものは、通常、組織の一部が死んでいるため、それと見分けることができますが、確定が難しい場合もあります。
  2. 小葉がん
    乳がんの中の5~10%です。しばしば両方の乳房に生じます。小葉がんも浸潤がんと非浸潤がんに分けられますが、小葉の非浸潤がんは良性の腫瘍とされます。しかし、良性であってもこの病気になると、悪性のがんを発症する確率が高くなるといいます。これは、非浸潤がんが浸潤がんに変わるわけではなく、別のがんが新たに発生するものと考えられています。
  3. 炎症性乳がん
    乳がん全体の約1%とまれながんです。がん細胞が乳房の皮膚にあるリンパの流れをさえぎるため、皮膚が炎症を起こしたように赤くなり熱を持ちます。進行が速く悪性度が高いがんです。
  4. 乳房のパージェット病
    乳がん全体の約1%程度。乳管の出口近くで発生し、乳首や乳輪に広がり、湿疹のように見えます。
  5. その他、髄様がん、粘液性がん、葉状腫瘍、管状がん、アポクリン腺がん、腺様嚢胞がんなどがあります。

乳がんの原因

乳腺が女性ホルモン(エストロゲン)にさらされる時間の長さが関係しているとされています。初潮が早かった人や出産経験のない人、ホルモン補充療法を受けていた人などに乳がんの発症が多いのはこの為といわれます。また、出産後、母乳を与えた期間が長いほど乳がんのリスクが低下するとの報告もあり、これも母乳を与えている器官は通常、月経が止まるのでエストロゲンにさらされる期間がその分だけ短くなるためと考えられています。
また、乳がんを発症しやすい遺伝的要因もあるとみられています。母親や祖母、姉妹などが乳がんになった(家族歴がある)、とりわけそれが複数の場合は、乳がんを発症する確率が高くなります。遺伝性の乳がん患者の一部は、「がん抑制遺伝子」として知られる「BRCA1」または「BRCA2」という遺伝子のどちらかに変異が起こっています。このような遺伝子の異常を引き継ぐと、生涯に乳がんを発症する確率が50~85%に達するといわれますが、今ではこれらの2つの遺伝子について、遺伝子診断で異常の有無を調べることができます。他にも、乳がんの発症に関係する遺伝子として、毛細血管拡張症に関係するATM遺伝子やCHEK2遺伝子なども見つかっています。
生活習慣では、飲酒や、脂肪分の多い食生活やそれによる肥満も乳がんの危険性を高めるといわれます。飲酒に関しては、ストレスの多い人ほど飲酒に走る傾向があることにより、飲酒そのものの原因ではなくストレスが原因である可能性もあると考えられています。

乳がんの症状

もっとも多い自覚症状は乳房のしこりです。その他、乳房の大きさや形が変化したり、乳房を寄せたり持ち上げるとえくぼのようなへこみができる、皮膚にひきつりが生じる、乳頭が陥没する、乳頭がただれる、乳頭から液体が分泌されるなども乳がんの症状です。痛みは無いことが多いですが、まれに乳房に痛みを感じるようです。乳房が赤く腫れ、皮膚がざらざらとしたり、ぶつぶつした湿疹をともなったり熱を持っている場合は、進行の速い炎症性乳がんの恐れがあります。がんの発生場所は、乳房の上半分が多く、とくに外側(腕側)によくみられます。乳がんは、比較的早期にわきの下のリンパ節に転移して、わきの下にしこりやかたまりができたり、腕がむくんできたりします。

乳がんの診断

  1. 視診・触診
    乳房を肉眼で観察し、さらに触れて、しこりの有無を確かめます。この検査では、直径1センチ以下の小さながんを発見することは困難です。
  2. マンモグラフィー
    X線で乳房を撮影する方法。上下、または左右から乳房をはさんで圧力を加えて撮影します。組織が石灰化している部分や、こぶ状にかたまっている部分を正確にとらえることができます。
  3. MRI(核磁気共鳴撮像法)
    若い女性の乳腺組織は密なので、マンモグラフィーではがんを見つけにくい場合があります。またマンモグラフィーは、ごくわずかながら細胞の遺伝子を傷つける可能性があると指摘されています。従って、遺伝子「BRCA1」や「BRCA2」の異常をもつ人の場合は、マンモグラフィーではなくMRIを行う方が良いと考える医師もいます。(もともと遺伝子に異常がない人の場合、マンモグラフィーにより発症率が高くなることはありません)
  4. 超音波診断
    乳房内部の5ミリ以上のしこりやかたまりをとらえることができます。自覚症状をもって病院を訪れた人には、視診、触診、マンモグラフィーの他に超音波診断を行います。
  5. 生検
    腫瘍が悪性か良性かを調べるために、細胞を採取して顕微鏡下で調べます。乳頭の分泌物にがんが疑われる部分から組織を針で吸い出して検査したり、乳頭の分泌物にがん細胞が含まれていないかを調べます。乳管の内部を洗浄するように細胞をとり出し、がん細胞の有無を調べることもあります(乳管洗浄細胞診)。
  6. MRI、CT、PETスキャン、乳管造影、乳管内視鏡
    MRIやCTによってがんの広がりや大きさを調べます。さらに、がんが他の臓器に転移していないかどうか調べるためにCTや放射性物質を利用した骨シンチグラフィーやPETスキャンを行います。乳頭から乳管の内部に造影剤を注入してX線で撮影する乳管造影や、乳頭からごく細い内視鏡を通して乳管の内部を調べる乳管内視鏡を行うこともあります。
  7. 血液検査
    CEAやCA15-3、NCC-ST439などの腫瘍マーカーの量を調べることで、体内のがんの成長、転移、再発の目安にします。

乳がんの病期(ステージ)

0期

がんが乳管にとどまっている(乳管がん)、または小葉内にとどまっている(小葉がん)。小葉がんはがんではないとされているが、これができるとどちらかの乳房にがんが生じる可能性が高い。

Ⅰ期

しこりの大きさが2センチ以下。乳房の外には広がっていない。リンパ節への転移もない。

Ⅱ期

しこりの大きさが2センチ以下であるが、腋窩リンパ節転移の可能性がある。または、リンパ節転移にかかわらず、しこりの大きさが2~5センチである。

Ⅲ期a

しこりの大きさが5センチ以下で、腋窩リンパ節転移も認められる。または、リンパ節転移があり、しこりの大きさが5センチ以上である。

Ⅲ期b

皮膚の表面にしこりが見えたり、皮膚が崩れたりむくんだりしている。または、がんの大きさにかかわらず内側乳腺リンパ節への転移がある。

Ⅳ期

骨、肺、脳などに遠隔転移している。

乳がんの治療法

  • 0期

    以下の選択肢から治療を選択する。

    1. 治療を行わずにマンモグラフィーによる検査を定期的に受信する。または、予防薬の臨床試験を受ける。
    2. 治療を行わずにマンモグラフィーによる検査を定期的に受信する。または、予防薬の臨床試験を受ける。
  • I期
    乳房温存手術、または乳房切除手術を行う(予防のために両方の手術を切除する選もある)。切除後、化学療法や放射線治療、ホルモン療法を補助的に行うこともある。
  • Ⅱ期
    乳房温存手術、非定型または定型切除術のいずれかを行う。乳房温存手術後、化学療法やホルモン治療を行う。放射線治療は補助的に行う。
  • Ⅲ期a
    非定型または定型切除術を行う。手術の前後に化学療法、放射線治療、ホルモン治療を単独、または組み合わせで行うこともある。さらに、放射線を追加することもある。
  • Ⅲ期b
    非定型または定型切除術を行うこともあるが、手術で完全にがんを取り除けない場合は、放射線治療後、化学療法、ホルモン療法を単独または組み合わせで行い、縮小したがんを切除、または放射線照射することもある。手術後は、化学療法、ホルモン療法の適応となる。
  • Ⅳ期
    可能な場合は手術の場合もありますが、疼痛コントロールや腹水処理、高カロリー輸血等の対症療法がおこなわれるケースが多いです。

監修:孫 苓献
広州中医薬大学中医学(漢方医学)博士・アメリカ自然医学会(ANMA)自然医学医師・台湾大学萬華医院統合医療センター顧問医師

関連ページ

乳がんの抗がん剤治療と副作用について

乳がんの末期(ステージ4)症状・生存率・治療方法

天仙液について

抗がん漢方・天仙液とは

天仙液を使用して乳がんを克服した方々の体験談

当サイトは、抗がん漢方・天仙液の情報サイトです。抗がん漢方・天仙液についての、製品紹介、研究・臨床試験の結果や、各国から寄せられた抗がん漢方・天仙液の体験者の声、メディア情報等、抗がん漢方・天仙液に関する豊富な情報を掲載しています。

TOP▲