原田廉平(東京都・55歳)
去る4月6日、テレピ朝日系列でがん治療の特集番組「名医が明かす!がんで死なない7ヵ条」が放送されました。そのなかで、『余命半年と宣告されたが奇跡的に回復した症例』として紹介されたのが私でした。
今回この誌面で、なぜ私が生還できたのか、テレビでは伝えることができなかったことを書きます。
私の病気は、「肺胞上皮がん」という肺炎症状を起こす珍しい肺がんです。咋年一月に咳や痰の症状が出始めて近くの病院を受診し、がん発見まで時間を要したのもそのためでした。
その間、総合病院でX線やCT撮影を二回、内視鏡検査も受けましたが、最終的に肺がんと診断されたのは、3月17日の細胞診の結果からでした。階段を上るときすでに息苦しさを感じるようになっていました。
単身赴任中の私に対し、総合病院の医師は「このタイプの肺がんはどこの病院にも治療データがない。いずれ病院やホスピスの世話になるのだから田舎で養生したほうがよい」と、郷里富山の大学病院を紹介してくれました。三日後には富山に戻り、診断書とCT写真を持って受診したところ、またしても検査入院か必要だといわれたのです。
一方、ちょうどこのころ、妻が土屋繁裕医師が主宰するキャンサーフリートピアの活動を知り、すぐに電話予約を取り付けました。
3月25日、土屋医師とは運命的な出会いとなりました。開ロー番、「なぜ検査をするために入院しなければならないのですか」と切り出され、これまでの医師との対応の違いに、私はあ然としたものです。
土屋先生の説明は、「肺胞上皮がんは性質は悪くない、スピードもなく転移もしにくいからがんと共存できる。ただ写真には別のがんが胸膜に浸潤し、すでに水がたまっているので少し複雑にしている」というものでした。そのうえで治療方針について、「手術はやめたほうがいいし、放射線も後遺症が大きい。今現在は歩けて会社に行けるのだから、それ以上進行しないように止められればいい。休眠療法でいきましょう」という提案がされました。
がん休眠療法とは、抗がん剤で腫瘍の縮小や消滅を狙うのでなしに、このまま維持していければいいと考える治療方法です。
3月28日、郡山市の土屋病院を受診。抗がん剤を副作用のない通常の十分の一の投与量に抑え、定期的な通院と飲み薬によりQOL(生活の質)を確保していく治療がスタートしました。それでもイレッサを飲み始めて数日で、あれほどひどかった咳と痰がピタッと治まったのには驚きでした。
私はキャンサーフリートピアにがんを治した人が行っていた漢方や代替療法について紹介してもらい、さっそく5月初めから天仙液の服用や玄米菜食の食事療法を始めました。すると3週間後、5月末のCT検査では、当初右肺のほとんどを埋めていた影が明らかに小さくなり劇的によくなっていました。
11月のCT検査ではがんはほとんど消滅。土屋先生によれば、かつて肋膜炎でも患ったかなという状態にまで回復したそうです。
これからも、自分を励まし自然治癒力の向上を目指して頑張っていこうと思います。
※体験談はご本人の実体験に基づくお便りで、天仙液の効能・効果を示すものではありません。