漢方による緩和ケアについて
緩和ケアに対して「がん治療ができなくなった患者に対する医療」「終末期に受けるもの」といったイメージを持っている方が少なくないかもしれませんが、国が作成した「がん対策基本法」により、緩和ケアの考え方も大きく変わりました。
緩和ケアとは、がんと診断された早期から、治療と並行して行われるものであり、「がん治療に伴う副作用、合併症の緩和」「がんの痛みやがんの症状の緩和」の2つに大きく分けられます。がん治療での漢方の目標と、症状を緩和する緩和ケアの目標は一致しており、漢方を使うことによって緩和ケアの選択肢を増やし、患者のQOL向上に役立つと考えられています。
監修:孫 苓献
広州中医薬大学中医学(漢方医学)博士・アメリカ自然医学会(ANMA)自然医学医師・台湾大学萬華医院統合医療センター顧問医師
▼この記事の監修者
安斎 昭
- 一般社団法人 漢方ドットコム 代表
- 国際癌病康復協会 日本支部代表
- 医療ジャーナリスト
医療ジャーナリストとして20年以上活動し、がん治療と漢方医学に精通。王振国医師のがん撲滅活動に共感し、日本支部の立ち上げ時から参画してきた。現在は一般社団法人漢方ドットコムの代表として、がん経験者や漢方治療に関心のある人に向け、全国で勉強会・セミナーを開催し、中医学・漢方に関する情報をWEBなどで発信している。
