products 製品紹介 天仙丸

てんせんがん

天仙丸(てんせんがん)

製品形状:180カプセル×3箱(1セット)

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天仙丸の抗がん作用メカニズム

動物体内外のがん抑制臨床試験では、天仙丸は多種類の悪性がん細胞に対して殺傷と抑制作用があることが立証されています。ただし、抗がんに関する詳細なメカニズムは、数多くの研究が行われていますが、現段階では下記に示すようになります。

DNAトポイソメラーゼ(TOP)の抑制作用

DNAの空間構造を調節するトポイソメラーゼ(TOP)には2種類あります。すなわち、TOP1とTOP2で、がん細胞の分裂、増殖に必要な酵素です。もしこの酵素を抑制すると、がん細胞の分裂、増殖に影響を与え、がん細胞に抑制作用が見られます。天津医薬科学研究所の李徳華教授は、天仙丸のDNA、TOPに対する作用の研究で、天仙丸が人のDNA、TOP2に対し明らかな抑制作用があり、その成分T8と9LはDNA、TOP2及びDNA、TOP1に抑制作用があることを立証しました。また、天仙丸の主成分がこの酵素をターゲットとし、切断されたDNAとタンパク質の複合体となってDNAが損傷されたことは、つまり、天仙丸には多種類のがん細胞に対して重要な殺傷作用があると結論づけています。

DNAポリメラーゼαおよびDNA鋳型活性への影響

中国中医研究院広安門病院基礎医学研究室の呉教授らは、天仙丸の持つL1210マウス腹水がん細胞から抽出して精製された、DNAポリメラーゼα活性などへの影響を調べました。その結果 、天仙丸はL1210腹水がん細胞中のDNAポリメラーゼαに対し明らかな抑制作用が見られました。異なる組織からの酵素も抑制程度が基本的に同じく、薬物濃度の増加とともにその抑制率も上昇したことが明らかになりました。天仙丸に強い抗がん効果が見られるのは、DNA合成系統に対して高い抑制作用があると言えます。

がん細胞周期に対する影響

天津医薬科学研究所の曲氏らは、天仙丸のがん細胞周期に対する影響について実験研究を行いました。その結果、天仙丸は肝がん腹水細胞及びHeLa細胞に対し、G2期とM期の細胞が増加し、G1期とS期の細胞が明らかに減少したことが確認されました。これは天仙丸が主にG2期とM期の細胞分裂を遮断したと推察できると言えます。

免疫増強作用

多くの臨床試験で天仙丸は生体の免疫機能を増強させることが明らかになっています。つまり、身体内部の防御機構の増強は、がんを抑制する大きな効力です。

天仙丸の種類とその違い

1988年“複方天仙膠嚢(現在の天仙丸)”が中国政府から抗がん漢方薬として認定を受けてから、さらに生薬の配合や臨床試験を重ね、各がん病に対し、効果がより高い処方となるように各号の“天仙丸”を開発しました。ただし、諸成分が刺激になること、また多量の服用で胃腸障害などが確認されていることもあり、用法、用量を守っての服用をおすすめしています。
しかしながら、各臨床試験などで各がん病に適用した天仙丸と、天仙液とを併用することによって、総合的な効果が増したケースが多く確認されており、天仙丸は天仙液との併用をお勧めします。それでは次に各天仙丸の総合効果、適するがん病、主成分、効果及び作用を紹介します。

天仙丸1号

総合効果

清熱解毒(熱邪を除き、熱毒を解除する)、散結止痛(結聚と痰核を除去して疼痛を鎮める)、補気養血(心気を補って血を滋養する)、健脾和胃(脾臓の運動を増強して胃の不和を正す)。

適するがん病

胃、食道及び腸がんなどの消化器系がん病。

主成分

天花粉(てんかふん)、威霊仙(いれいせん)、急性子(きゅうせいし)、蟾酥(せんそ)、龍葵(りゅうき)、牛黄(ごおう)、猪苓(ちょれい)、白花蛇舌草(びゃくかじゃぜつそう)、人参(にんじん)、黄蓍(おうぎ)。

薬理および作用のメカニズム

天仙丸1号の成分はほとんどが帰胃経、小腸経、大腸経の抗がん漢方薬です。主として消化系統に集中的に作用し、効果を発揮します。成分の人参・黄蓍は体内の免疫機能を高め、扶正 邪(正気を守って邪気を取り除く)作用があり、がんを抑制する効果があります。

天仙丸3号

総合効果

補気養血(気を補って血を養う)、健脾和胃(脾の機能を増強し胃の不和を正す)。

適するがん病

白血病、放射線・化学療法による毒・副作用の軽減など。

主成分

人参(にんじん)、黄蓍(おうぎ)、麥冬(ばくどう)、大棗(たいそう)、白朮(びゃくじゅつ)、五味子(ごみし)、青黛(ちんたい)、生地黄(せいじおう)、当帰(とうき)、甘草(かんぞう)。

薬理および作用のメカニズム

天仙丸3号は帰脾経、肝経、腎経の抗がん漢方薬です。脾主統血(気血生化の源)、肝主臓血(肝は“血海”と呼ばれ血液を貯蔵し、調節する)、腎主臓精(精血同源)によって、脾臓、肝臓、胃、腎臓の四経の機能を正常に保ち、人体の気血(気と血液)の活性に極めて重要な作用を及ぼします。臨床における放射線、化学療法によるさまざまな副作用はすべて脾臓、肝臓、胃、腎臓の四経の損傷と機能の乱れによって起こるものであるとわかっており、天仙丸3号はその放射線や化学療法の副作用を軽減することができます。そのほか、白血病の治療にも利用できます。

天仙丸5号

総合効果

解毒除痰(解毒して痰を取り除く)、涼血跪頡(虚血を取り除く)、消腫散結(浮腫を取り除く)。

適するがん病

肺がん、喉頭がん及び鼻咽頭がん、転移性脳腫瘍、耳目がん、唾液腺がん。

主成分

天南星(てんなんせい)、貝母(ばいも)、天門冬(てんもんどう)、厚朴(こうぼく)、魚腥草(ぎょせいそう)、半枝蓮(はんしれん)、半夏(はんげ)、甘草(かんぞう)、人参(にんじん)、黄蓍(おうぎ)。

薬理および作用のメカニズム

天仙丸5号は帰肺経、脾経の抗がん漢方薬です。“脾主昇清”すなわち、栄養物質と有効成分を心臓と肺に運び、栄養を全身の各組織や器官に行きわたらせ、特に肺疾患に効果的です。したがって、天仙丸5号は主に肺のがんを治療するものですが、漢方医学でいう“肺経”は肺、気管、気管支、喉、鼻咽頭、胸膜といったすべての呼吸系統を含むため、この部位のがんはすべて主治範囲として適用されます。成分の人参(にんじん)、黄蓍(おうぎ)は体内の免疫機能を高め、扶正(正気を守る)と邪(邪気を取り除く)の相乗効果 を発揮することができます。

天仙丸6号

総合効果

清熱解毒、消腫散結、行気止痛(気を通して疼痛を止める)。

適するがん病

肝臓がん、膵臓がん、胆嚢がん、胆管がん、肝硬変、急性慢性肝炎。

主成分

茵陳(いんちん)、柴胡(さいこ)、鬱金(うこん)、元胡(げんこ)、三梭(さんりょう)、莪朮(がじゅつ)、猪苓(ちょれい)、人参(にんじん)、牛黄(ぎゅうおう)。

薬理および作用のメカニズム

天仙丸6号は帰肝経、胆経の抗がん漢方薬です(膵臓は漢方医学では帰肝経に属する)。成分の人参、猪苓は体内の免疫機能を高め、肝、胆経の攻邪薬とともに扶正不留邪(正気を守り邪気を残さない)と跪邪不傷正(邪気を排除し正気を損傷しない)の作用を発揮します。そのほかの病変(慢性肝炎、肝硬変、胆嚢炎など)などにも有効です。

天仙丸7号

総合効果

清熱解毒、消腫散結、行気止痛。

適するがん病

甲状腺がん、乳腺がん、子宮がん、卵巣がん、腎臓がん、膀胱がん、前立腺がん、悪性リンパ腫、骨がん、原発性脳腫瘍。

主成分

蜂房(ほうぼう)、蛇蛻(だせい)、山慈菇(さんじこ)、瓜簍(かろう)、夏枯草(かごそう)、人参(にんじん)、黄蓍(おうぎ)。

薬理および作用のメカニズム

天仙丸7号は帰任脈、腎経、肝経、心経の抗がん漢方薬です。任脈は胞中(女子の場合は子宮、卵巣および付帯する器官をいい、男子の場合は前立腺、睾丸などの部分を指す)からはじまり、両乳の間と甲状腺を循行しています。肝経は最終的に側胸、乳腺付近に至ります。腎臓は骨と生殖機能に密接に関連し、膀胱と表裏の関係でもあるのです。心臓と脳は主従関係です。そのほか、山慈菇(さんじこ)、瓜簍(かろう)、夏枯草(かこそう)が臨床試験においてリンパ腫に効果 があることが確認されており、悪性リンパ腫の治療にも用いられます

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